忍者ハヤテ

実機について

悪の忍者軍団により、姫がさらわれてしまった。
この知らせを聞いたハヤテは、姫を救うべく単身で悪の忍者軍団の城に忍び込んだ。
そこには無数に仕掛けられた罠、忍者軍団の強烈な連続攻撃、血に飢えた妖怪たちが待ち受けていた…


1984年、タイトーから登場。
当時の最新映像技術「レーザーディスク」を用いた、フルアニメーションのアクションゲーム。
アニメ制作は、映像制作大手の東映ビデオが担当している。

専用筐体は、一般的なアップライト筐体とほぼ同じデザインで、8方向レバーと1ボタンが装備されている。
ゲーム中に随時流されるアニメーションで、敵の攻撃や罠・主人公の移動などの様々なシーンにおいて、
画面内に突然、レバー操作やボタン押下のアクション指示がある。
プレイヤーはその指示通りに、レバーで指定された方向やボタンを素早く入力しなければならない。
入力に成功すると次のシーンに進行するが、失敗するとブザー鳴動と共にアニメが切り替わり、プレイヤー残数が減ってしまう。
他社の同類ゲームと同様に、主人公・ハヤテを始めとした登場人物は殆どセリフを話さない。
ストーリーやキャラクターデザインも重厚感のある内容だが、入力に失敗するとハヤテのコミカルなリアクションが見られる。
敵城潜入から最終ボスとの決戦・姫救出まで、全18ステージ構成。

作品について&戯言 レーザーディスクゲーム… 1980年代前半のアーケードゲーム業界に登場し、一ジャンルを築くほどブームになりましたねぇ。
今回の作品も「サンダーストーム」「ロードブラスター」(データイースト)と並ぶ名作として、今なお認知度が高い作品です。
筐体のデザインは一般的なアップライト型とあまり変わりませんが、ゲームの歴史に大きく関わる作品なので、抜け目なくミニチュア化しました。

当展示サイトに度々登場する我が地元、大阪・西成区役所の向かいにあったゲームセンターに置いてありました。
今回の2作品は兄貴のお気に入りの作品でして、当時の作者は専ら見学専門でした。
ゲーム好きな2つ上の兄貴は、レーザーディスクゲームもちょっと得意なジャンルでして、
「スーパードンキホーテ(ユニバーサル)」「ロードブラスター」「忍者ハヤテ」「タイムギャル」は一番のお気に入りで、
一緒にこのゲーセンに出掛けると、必ず一度はプレイしてくれました。
このゲーセンは、本当にラインナップがマニアックでしたよ。
1995年頃に無くなったのが、あまりにも惜しい…


タイムギャル

実機について

時空間航行技術が確立された30世紀。
タイムマシンの完成と同時に、時間犯罪を未然に防ぐべく専門の警察機構「歴史保安警察」が創設された。
その施設内部に保管されていたタイムマシンが、30世紀最大の大悪党"ルーダ"に強奪されてしまった。
ルーダ追跡の任務に着いた歴史保安警察のエース"タイムギャル"こと歴史保安官レイカは、
時間制御機能が組み込まれた時空間航行服"タイムスーツ"の力で時空を超え、
行く先々で遭遇する様々なアクシデントを、持ち前の能力を駆使して切り抜けながら、
タイムマシンを奪還すべく過去から未来を駆け抜けていく。


1985年登場。
前年に登場した「忍者ハヤテ」から続く「レーザーディスク」を用いた、フルアニメーションのアクションゲーム第2弾。
アニメ制作は引き続き、映像制作大手の東映ビデオが担当している。

専用筐体は、一般的なアップライト筐体とほぼ同じデザインで、8方向レバーと1ボタンが装備されている。
ゲーム中に随時流されるアニメーションで、敵の攻撃や罠・主人公の移動などの様々なシーンにおいて、
画面内に突然、レバー操作やボタン押下のアクション指示がある。
プレイヤーはその指示通りに、レバーで指定された方向やボタンを素早く入力しなければならない。
入力に成功すると次のシーンに進行するが、失敗するとブザー鳴動と共にアニメが切り替わり、プレイヤー残数が減ってしまう。
特定のシーンでは、レイカが危機を脱するために時間を止める「タイムストップ」が発動する。
このシーンでは、数秒間の制限時間内まで画面に表示される選択肢から一つを選び、正解ならば次シーンへ進行するか、ステージクリアとなる。

「忍者ハヤテ」同様に登場人物は殆どセリフを話さないが、主人公・レイカ(声優・山本百合子)は別格で、
他社の同類ゲームとも異なり、非常に良く喋るキャラクターである。
ストーリーやキャラクターデザインもクオリティの高い作品だが、入力に失敗すると「忍者ハヤテ」の様なコミカルなリアクションが見られる。
全16ステージ構成。


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